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昭和の記憶 江戸~昭和 その2

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倉吉市内の登録有形文化財の豊田家住宅で行われている講談によれば、大阪の淀屋は、とりつぶしにあったのちに、倉吉にて再興し、再び大阪に店を構えた。

倉吉で再興したかどうかはともかく、淀屋に、前期と後期があることは、大阪からの来訪者と話をしているときに出てきたので、意外と有名な話のようだ。

聞いたところによると、倉吉における淀屋関連の古文書というのはあまり残されていない。
そんななか、見つかったのがこの古文書。

説明書きによると、御上様(倉吉で御上様といえば、池田藩の家老のことと思われる)が大阪の淀屋に借金をしていて、期限内に返済できないときは倉吉の牧田(ほか2)が手形を切るという内容らしい。

現代にたとえるなら、保証人になったという内容である。

大阪商人が、倉吉の町年寄を保証人として信頼できると認めていたのだろう。
直接的な古文書ではないが、想像するには十分である。

面白いのは、この古文書が見つかったのは屏風の下張りであるということ。
借金を返済したら文書は御上様に返却され、残らないように即座に消去されるはずである。
下張りにつかうということは、返却されることなく、紙くず同然だったということなのだろう。

もちろん、証拠はない。だが、想像は広がっていき、話題となり、できがよければ伝説となる。



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by st202_20040613 | 2008-04-24 22:52 | 赤瓦・白壁土蔵群
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